努力は不要
脳科学者の中野信子さんのお話。
成功に努力は不要です
中野信子(脳科学者) 成功に努力は不要です - YouTube
これ、ホント最近痛感してます。
人にはそれぞれの向き不向きがあって、向いてる事ならば努力を努力と感じずにひたむきに続けられるんですよね。
結果としてそのジャンルで一流になれる。
逆に言えば、向いていない事にどれだけ一生懸命取り組んでも、イマイチ能力が伸びなかったりする。
だから、努力しても上手くいかなかったら、あまりクヨクヨと自分を責めるんじゃなくて、さっさと見切りをつけて新しいジャンルにチャレンジして行った方がいい、という事ですね。
そういった意味で言えば、動画の中でも触れられていますが、
『人間は無限の可能性がある』
という言葉も半分ホントで半分ウソなんじゃないかと思います。
いくら努力しても叶わない夢もあるし、いくら努力しても、残念ながら誰もがウサイン・ボルトになれる訳ではない。
『好きこそものの上手なれ』
という言葉もそう。ちょっとウソが混ざっている。
恐らくですけど、好きか嫌いかと、向き不向きはまた別のモノなんですよね。悩ましいことに。
そのジャンルが死ぬほど好きで物凄く努力してるはずなのに、投入した時間の割にイマイチ実力がなくて全然芽が出ない作家やミュージシャンや役者の人って、世の中に沢山いますよね。
好きなのに向いていない人達。
その横で、ギター持って半年ぐらいの中学生がプロみたいな演奏をしたりすることもあったりする。
10年間毎日弾いているオッサンより上手かったりするわけですから、泣きたくなりますよね笑
更にややこしいことに、世の中で売れるかどうかは、向き不向きとはまた別の要素もあるので、上記の芽が出ない人達がある日いきなり大ブレイクしたりすることもあるんですよね。
で、そういう人達が
『信じれば夢は叶う』とか言ったり、
自伝を書いたりするんですよね。
そういうのが向き不向きの話。
何かハタチの頃って、根拠のない万能感を持ってたりするじゃないですか。
『自分には無限の可能性が眠っているんだ!』
みたいな。
皆さんも経験ありませんでしたか?
私にはそういう時期がありました。
当時の自分の言動を振り返るとイタ過ぎて死にたくなります笑
もちろん、ポジティブに生を謳歌する意味では、そういった万能感を持ちながら生きる事はある時期まではとても大切だと思うんだけど、
ある程度中年に差し掛かってくると、いつまでもそんな事言ってられなくなる。
『あれ? 俺、万能のはずなのに、その割に何で普通にうだつの上がらないサラリーマンやってるんだ?』
みたいな笑。
これを書いてる私がまさにそういう年代なんですよね。
だから、これからは
『自分には無限の可能性がある』という万能感は捨てて、
『何か自分に向いているモノがあるはずだ。それをどんどん探していこう!』
という風に、戦略を変えて生きていこうと思います。
どちらも自己肯定なんだけど、後者の方が今の自分にはシックリ来るなと。