主人公は僕じゃなかった
カタルエさんのブログがガツンとくる内容でしたのでシェアさせていただきます。
子育てがうまくいってない人は、未だに「自分の人生の主人公は自分」だと思っちゃってる人
http://www.katarue.com/2012/07/blog-post.html?m=0
普段はイクメンを気取ってキレイゴトばかり書いていますが、子供がいると全ての優先順位が子供中心となり、自分の時間が圧倒的になくなるので、時折それに対してフラストレーションがたまる事があります。
特に自分の人生を見つめ直して何かを集中して勉強したいという時期に、子供の相手をする為にショッピングモールのおもちゃコーナーをブラついて半日潰れてしまったりすると、
『こんなことやってて俺の人生、これでいいのか』
とか、
『この時間に別の事をやれていれば自分はもっと成長できたのにな』
と、悩んだりするときもあります。
多分僕と同じ、自分の持ち時間とか、時間当たりの価値やコストを大切にするタイプのワガママな人間なら、共感してもらえると思います。
例えとしてはイマイチかもしれないけど、
映画『ハート・ロッカー』の最後の方にそういうシーンがあるんですよね。
爆弾処理のスペシャリストの主人公がアフガンの戦場から帰国して、自分の街に戻ってくる。
そして、妻からコーンフレークを買ってきてくれと頼まれて、どこにでもあるようなスーパーマーケットの巨大な棚の前で立ち尽くすシーンがあるんですが、あんな感覚に近いかもしれません。
圧倒的な日常。圧倒的な退屈。
主人公は確か物語のラストで、結局また戦場に志願して戻るんですね。彼にとってはスーパーマーケットには自分の居場所がなかった、と。
でもまあ、この記事にある通り、子供ができるというのは、そういう事なんですよね。
期間限定で、自分の人生の主人公から降板して、脇役に徹する。
その間は子供が主人公になる。そういう割り切りを持っていないとストレスがたまるだけなのかもしれません。
でもなあ、その辺を割り切るって、それはそれで難しいよな。。。